そして、男は川になる。
とりあえず「黄金の小路」を堪能したメガネさん。

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裏口を出て、もと来た道を戻ります。

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まだ16時過ぎだというのに、どんより曇り空のせいで、
辺りが暗く感じます。

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さらに、こんなに広い広場なにに、人っ子一人いません。
何? ここ観光名所でしょ?
そんな不安を打ち消すように・・・

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無理やりテンションを上げて、観光客気取りで記念撮影しました。
「寒いから早く撮ってください」

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お城の中に郵便局がありました。
たしか「POSTA」って郵便の意味だと思います。

普通はここで日本にいる家族や、親しい友人宛に手紙を送るのが楽しいのでしょうが、
いかんせん寒いので、さっさと立ち去りたい気持ちに忠実に従って、

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土産物屋もそこそこに、

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寂しい石畳を急いで駆け上がりました。


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屋根の上や、

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城の足元には、
電球が佇んでました。
夜になると光り輝く、アレです。
さすが観光に力を入れてる街だけあって、ショーアップの準備は万全です。

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プラハ城からの景色に別れを告げて、
愚民どもは再び、野に下ることにしました。

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行きとは違って、帰りは坂を下るのみなので楽です。
でも、右手右足を一緒に出してたら転びますよ。

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登った分だけ下ります。

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よく登ったもんだと感心するくらい下ります。

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途中、自転車が置いてあったので、黙って借りようと思いましたが、
サドルの位置が異常に高いので、己の未熟さを痛感して止めました。

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共通の合言葉は「慌てない 飛び出さないで のんびりと」です。
慌てるとロクなことがありません。
メガネさんの人生そのものです。

観光地なので、色々なバッタモンが売られてましたが、

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「中華料理屋」なのに、「京都飯店」はナシだと思います。
異国の地で日中間が理解しあえたのは、やっぱり偽装でした。


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城から街へ続くカレル橋を渡ると、さっきは見えなかった人間模様が垣間見えます。
長い間、他国に統治されていた深い絶望と悲しみ。
誰にも見せなかった泪。
人知れず流した泪。

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それを取り戻したチェコ人のプライドが詰まったカレル橋。
決して平らな道ではなかったけれど、確かに歩んできた道。
いくつもの日々を越えて辿りついた今を繋ぐ、栄光の架け橋です。

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川の流れと人の世は、澱みもあれば渓流もある。
過去と恨みは流れても、人への恩だけは流さない。

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生きる辛さに耐えながら、人は優しさ恋しがる。

なんて北島三郎の「川」の一節を唱えてると、
無性にお腹が空いてきました。

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街に出ました。
美味しいものを食べに行きましょう!!
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# by chesky471225 | 2008-03-17 17:13 | 3月17日の出来事
エルリック兄弟の絆。
命の無いものに命を吹き込む。
それが錬金術。
冶金や金属加工の技術もチェコから始まりました。

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先ほど購入した250KCのチケットをいよいよ使う時がきました。

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門番のおじさんにチケットをチラ見させて、
ゲートをくぐると・・・

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「黄金の小路」の登場です。

1579年に出来た当時は、城内の召使いなどが住んでいましたが、
後に、その一角に錬金術師たちが住むようになって「黄金の小路」と呼ばれるようになりました。
ちなみに「鋼の錬金術師@荒川弘作」では、錬金術師の3大タブーとして、
 ①人を造るべからず ②金を造るべからず  ③軍に忠誠を誓うべし
とされています。

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しかしながら今では、そのほとんどがレストランやお土産屋さんになっています。

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この店では中世の兵士フィギュアが売っていました。

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その精巧な作りは、日本の一流玩具メーカー「海洋堂」もビックリです。

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思わず、コカコーラのキャップに「おまけ」が付いてないか探しちゃいました。

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「小路」と呼ばれるだけあって、道幅はほんとに狭いです。
「裏通り」という方がピッタリくるのではないでしょうか。
「裏原」ならぬ「裏プラ」って感じ。

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「裏プラ」を闊歩するおしゃれ嬢デス。

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「裏プラ」のおしゃれ雑貨屋さんの前でポーズを決める元・おしゃれ嬢デス。

ちなみに、この20番のお店はこの小路で最も古い家と言われています。
二階の外壁に藁のようなものでできたバイオリンが掛けられ、中は楽器屋さんになっています。

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それぞれのお店には番号が付けられています。
この22番はチェコの一流作家・フランツ・カフカ(代表作「変身」)の仕事場だった家です。

ちなみに今は、カフカグッズが所狭しと売られています。

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他にも、伝説の泥人形「ゴーレム」であったり、

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狩りをした獲物を持ち帰るチェコ人のレリーフだったり、

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不思議な物からキレイなものまで、様々な形のものが
職人の手で息を吹き込まれてました。
さすが、人形劇もアニメーションもロボットも生み出した国、
「国民総錬金術師」の工業大好きチェコ人民の気概がうかがえます。

そして14番の店ではメガネさんも、

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ニワトリをモチーフとした「ワインストッパー」に一目惚れした揚句・・・

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勢いあまって、即買いしてしまいました。
ワインを呑んでて、残すことはまず無いのですが・・・。

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こんな普段とは違う大人買い(450KC)をしてしまったのも、

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ドクロを背中に抱えてうずくまっているオブジェの呪いだったのでしょうか?

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いずれにしろ、「小路」を抜けた後に佇む葉の落ちた樹木が、
灰色の雲と相まって、そのオドロオドロしさに一層の拍車をかけるのでありました。
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# by chesky471225 | 2008-03-17 16:20 | 3月17日の出来事
好きなフォントはMSゴシック。
永遠に続くと思われた坂道もあと一息。
その上に待ち受けるご褒美に向けて、

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最後のひと踏ん張りです。
バイオリンの音色が僅かに勇気を与えてくれます。
お金は払いませんが、感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、

ついに・・・

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壮大な景色のご褒美を授かることができました。
プラハ市街が一望できる、素晴らしい眺めです。
オレンヂ色の屋根と灰色の雲。
ずっと春を待っていたあの時代の、プラハ市民の心を象徴するシーンです。

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本当の頂上には、よい眺めを独占できるカフェが建っているのですが、

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ほんの少しだけ見晴らしがいいくらいで、
でもたいした違いはないと思うので、
お金ももったいないし、入ろうとも思いませんでした。

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フラッチャニ広場と呼ばれるだだっ広いスペースの奥に見えるのが、
もう城の入り口です。

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マティアス門をくぐってみましょう。
でも、その前に。

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門には必ず衛兵が立っています。

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門の上には、侵入者を防ぐ衛兵の像が立っていました。

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さらに抵抗するものにはナイフで切りつける、
まさに命がけの仕事です。

そんな危険な職務に就いてる直立不動の人物と、



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少しの間、共に闘ってみました。

『お仕事ご苦労様です!!』

ano!(う、うん!)』

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異文化コミュニケーションに成功したメガネさん。
意気揚々と門をくぐり、城の中に進んでいきます。

あっ、でもチョット待った!

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先にチケットを買いましょう。

『大人4枚、学生1枚ください』
(サトちゃんの流暢なチェコ語が冴えます)。

ひとり250KCを払って、先を急ぎます。

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なんか、手前の建物の奥に、角が2本生えてますよ。
あれはいったい・・・

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聖ヴィート大聖堂でしたぁ。
あまりにデカすぎて、ギリギリまで下がらないと全貌が入りきりません。
ちなみに、中央にあるのが、聖母マリアを暗示してるといわれる「バラ窓」です。

10世紀初めに建てられた教会が、幾度の改築を重ねたあと、
14世紀半ばには現在のゴシック様式への改築が始まり、
約600年かかって20世紀にやっと完成したそうです。

すげー!!

内部はステンドグラスがとても美しいらしいのですが、
とても寒いので先に進みます。

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南側から見てみました。
メインタワーとゴールデンゲートです。
金色の時計や黄金の扉が装飾されていて、だいぶ印象が変わりますね。

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塔のてっぺんまで凝っているバロック様式の真髄。
なるほど、川のほとりから見えてた塔は、これだったのね。

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外国人観光客も、その豪快さと緻密さに思わずたじろいでました。

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大聖堂を後にして、さらに進みます。

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聖ジョージバジリカ教会です。
16世紀に描かれた天井画があるらしい。

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しかも今日はガラコンサートがあるらしい。
「プラハ・ロイヤルオーケストラ」によるベストセレクションらしい。

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でも、スルーして先を急ぎます。
だって、寒いからトイレが近いんですもの。
すでに膀胱満タンです。

少しだけ坂を下ると、錬金術師が働いていたとされる「黄金の小路」ですが、

その前にトイレへGO!
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# by chesky471225 | 2008-03-17 15:40 | 3月17日の出来事
陽のあたる坂道。
ボヘミア国王や神聖ローマ皇帝の居城であり、
チェコ共和国の大統領府のある場所。
それがプラハ城です。

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プラハの歴史を共に歩んできた世界で最も古くて大きい城。

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カレル橋を渡ってからの敷地内は、悠久の調べを唱えてます。
塔をくぐって「プラハの春」を感じましょう。

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童話の中に舞い降りたような、色鮮やかな建物に圧倒され、

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城まで続く坂道と石畳の歩きにくさに圧倒され、

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路上に駐車するタクシーの数に圧倒され、

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さらに、両替のレートの高さに圧倒されました。
やはり銀行以外の場所では危険ですね。

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敷地内の店は、ほとんどがレストランかバーです。

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とってもオシャレな外観の呑み屋や、

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とってもヘンテコなキャラのいる呑み屋や、

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チェコのビールでお馴染みのキャラがいる呑み屋がたくさんありますが、
やはり観光地。

どこも高い!!

カレル橋を渡る前よりも1.5倍高いです。
オロモウツから来たサトちゃんは、愕然としてました。

「オロモウツの3倍するよ・・・」

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大きな広場に出ました。
ここも駐車してる車がたくさんいます。
それはたぶん・・・

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駐車の目印のヘンテコさにつられて停めてしまうのでしょう。

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お鼻とお鼻がゴッツンこです。

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まだまだ坂は続きます。
お店の内容も少し変わってきました。

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大きな鳥が羽ばたいてる彫刻が飾ってあったり、

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帽子屋さんと思しきお店では、

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著作権的にヤバイお面が売ってたり、

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窓から眼光鋭い少女がこっちを睨んでたかと思えば、

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かなりおマヌケな伝説の生き物がチラリと見てたりして、

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石畳で足が痛くなってきたのに、

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坂道で足が棒になってしまったのに、

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それを忘れさせる楽しいお店のおかげで、
なんとか登ることが出来ました。

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お城までもう一息です!
でも・・・

Jsem unaveny!(疲れた!)
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# by chesky471225 | 2008-03-17 15:15 | 3月17日の出来事
風雲、プラハ城!!
チェコ料理で「大盛りの美学」を学んだメガネさん。
お腹と妄想を膨らませながら、プラハ城まで散歩することにしました。

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ヴルタヴァ川を横目に、石畳を突き進んで行きます。
大河からの突風が、必要以上に体を冷します。

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途中、望遠鏡があったので覗いてみました。
プラハ城は何処ですか?

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プラハ城はここです。
どんより曇り空に、静かに佇む悠久の城。
なんだかチェコっぽくなってきましたよ。

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『待ってろよプラハ城! 今そこに行くから!!』

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『うるさいよ! 恥ずかしいから!!』

がなるメガネ。
突っ込むヨメ。

のだめゴッコは失敗です。

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相変わらずの曇天ですが、プラハ城は確実に近づいてます。
河の下流にあるので、城の方向に水が流れてます。
なので・・・

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防波堤の付近では、流れてきたゴミが堰きとめられてました。
大正デモクラシーですか。
灯台下暗しですよ。

プラハ城に行くためには、カレル橋を渡らなくてはいけません。
ここはもろ観光スポットなので、怪しい土産物やさんがたくさん出店しています。

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チェコサッカー界の英雄・ネドベドのユニフォームが大人気のようです。
地元チーム「スパルタ・プラハ」からイタリアの名門「ユヴェントス」に渡ったチェコの大砲。
日本人で例えるなら、KING KAZU級 でしょうか。

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ヨーロッパに現存する最古の石橋・カレル橋。
全長516メートル、幅10メートルの橋を渡る前にそびえ立つゴシック様式の塔。

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600年以上前の建築物の前で、浅はかなメガネがにやけてます。

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では、渡ってみましょうか。
観光地特有の路上パフォーマーが行く手を遮ります。

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中東名物・パイプ笛をひたすら鳴らす自由人。
ヨーロッパの雰囲気が少し曇りました。

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チェコ名物・マリオネットを操る自由人。
ラジカセの音楽にのせて小芝居をしていました。

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何処の国に行っても存在する、似顔絵を描く自由人。
誇張して描かれた二人の顔に、完成後の反応が楽しみです。

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途中、橋の欄干にいくつも立ってる像の中で、
ひときわ注目を集めてる像がありました。

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カトリックの聖人ヤン・ネポムツキー像の一部分だけが、光り輝いてます。
これはどういうことでしょうか?

実は、このレリーフに触れると「幸運が訪れる」といわれ、
多くの人に触られたためツルツルになっているとの事。

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「幸運」という響きに、誰よりも反応するメガネさん。
必要以上にレリーフを擦る大人気ない姿に、チェコの子供に嫌な顔をされてました。

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チョイチョイ・・・
早くどけよ、日本人!(怒)

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眼前に迫るプラハ城。
まるで魔女が住んでそうな、危険な館の風貌です。
幸福を掴む前に、とって喰われないかと怯えてしまうチキンメガネでした。

さぁ、城の内部に潜入です!!
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# by chesky471225 | 2008-03-17 14:50 | 3月17日の出来事